ごぼうの栄養成分

では、ごぼうの可食部の栄養成分量(可食部100gあたりの成分)を見てみましょう。

エネルギー 65kcal 水分 81.7g たんぱく質 1.8g
脂質 0.1g 炭水化物 15.4g 灰分 0.9g
飽和脂肪酸 0g 不飽和脂肪酸 0g コレステロール ゼロ
食物繊維 5.7g カロチン 0μg ビタミンE 0.6mg
ビタミンK 0μg ビタミンB1 0.05mg ビタミンB2 0.04mg
ナイアシン 0.4mg ビタミンB6 0.1mg 葉酸 68μg
パントテン酸 0.23mg ビタミンC 3mg ナトリウム 18mg
カリウム 320mg カルシウム 46mg マグネシウム 54mg
リン 62mg 0.7mg

ビタミンでは葉酸が比較的多く含まれています。水溶性のビタミンB群の一種である葉酸は、ビタミンB12と共に赤血球の合成に作用します。こうした作用から「造血のビタミン」とも呼ばれています。

 

体内の葉酸の約50%は肝臓に蓄積されており、その他は細胞分裂の活発な組織に存在しています。葉酸は特に妊娠中で胎児が発育する女性や、乳幼児、成長期の子どもには必要となる栄養素で、厚生労働省によれば、妊娠中の女性の摂取は妊娠していない時の約2倍の摂取を推奨しています。

 

葉酸の健康効果をまとめると、胎児の神経管閉鎖障害の予防効果、成長の促進効果、貧血の予防効果、動脈硬化の予防効果、脳の機能改善効果、といことになります。

 

無機質(ミネラル成分)では、カリウム、カルシウム、マグネシウム、リンが豊富に含まれています。