ごぼうのアミノ酸

ゴボウには比較的アミノ酸も豊富に含まれています。アミノ酸は、自然界には約500種類ともいわれるほど存在しています。その中で人間の体内では、全体の約20%がアミノ酸(たんぱく質など)であり、組織の構成成分となっているのです。人体において構成されているたんぱく質の種類葉20種類で、これが必須アミノ酸と呼ばれる成分となっています。

 

では、ごぼうの100gあたりに含まれるアミノ酸(USDA栄養データベース)の量をみてみましょう。

トリプトファン 0.006g トレオニン 0.026g イソロイシン 0.03g
ロイシン 0.032g リシン 0.067g メチオニン 0.009g
シスチン 0.006g フェニルアラニン 0.033g チロシン 0.018g
バリン 0.033g アルギニン 0.105g ヒスチジン 0.031g
アラニン 0.025g アスパラギン酸 0.177g グルタミン酸 0.157g
グリシン 0.031g プロリン 0.052g セリン 0.025g

 

ロイシンは必須アミノ酸のひとつです。従って食事から栄養分として摂取する必要がある成分であり、バリンやイソロイシンと共に、筋肉でエネルギー源となる BCAA (分岐鎖アミノ酸)に分類されます。肝臓の機能を向上させ、筋肉をつくり出し、傷ついた筋肉も修復する作用があります。

 

リシンも必須アミノ酸のひとつであり、これは人体を構成するたんぱく質を作るのに必要な栄養素です。基本的には肉など動物性たんぱく質に多く含まれているのですが、ごぼうにも含まれています。リシンはブドウ糖の代謝を促進して集中力を高め、カルシウムなどの吸収の促進もします。また、肝臓機能の強化などの効果も確認されています。